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ピアスの種類や形

ピアスホールの安定・完成まで

ピアスホールの安定・完成まで
マニアックなまとめ(自分用)

自分の勉強のためのメモなのでピアスケアに特化する場合は他のページへどうぞ(^^;

創傷治癒過程
1次治癒

鋭い刃物で切った傷や手術後すぐに縫合した場合など。
瘢痕組織を形成せずに創を閉じることができる。

受傷後、組織内で細菌が増殖するのには6~8時間。
その期間に創を閉鎖すると1次治癒が可能。

2次治癒

損傷が大きい・異物のある創、一次治癒期間(6~8時間)が過ぎた創など。
肉芽増殖→瘢痕の治癒過程をたどる。

3次治癒

意図的に2次治癒で創の清浄化を行ったあと、縫合する場合。
瘢痕形成前に閉鎖できると○
死腔ができることがある。

0 止血期(出血凝固期) 受傷直後
  • 組織の損傷→プロスタグランジン・ブラジキニン(肥満細胞を刺激→ヒスタミン)の生成→疼痛
  • 血管の破綻
     血小板活性因子:血小板の集結→サイトカインの生成、またセロトニンの分泌→血管収縮
     血管内皮細胞:エンドセリンの分泌→血管収縮
1 炎症期 受傷~1週間(3日程度)
  • 血管浸透圧亢進
    ブラジキニン・ヒスタミン→血管の拡張→発赤・熱感
    血漿成分の浸出→腫脹
    血管内の粘性増加→白血球の遊出と遊走
    (白血球:好中球が細菌や不要組織を回収、アポトーシス→マクロファージが貪食→アポトーシス、リンパ管へ回収:創の清浄化
    更なるサイトカインの生成
2 増殖期 3日~2・3週間
  • 表皮の上皮化(創端付近2~3cm、表皮では全体、真皮では毛嚢)(受傷直後~)
    表皮基底層:ケラチノサイト(角化細胞)の発生→創表面の閉鎖
    (ターンオーバー:2週間で基底層から角質層へ、2週間かけて剥がれる)
  • 真皮・皮下組織における肉芽組織の形成
    サイトカインPDGF→繊維芽細胞:創部に遊走
    サイトカインTGF-βが生成→繊維芽細胞が増殖→細胞外基質の合成→コラーゲンに置換(肉芽形成)
  • 真皮・皮下組織における新生血管の形成
    サイトカインFGF、VEGF→血管内皮細胞:創部に遊走しコラーゲンの構造内に毛細血管を形成(良性肉芽の形成)
3 成熟期(再構築期) 2・3週~数ヶ月(深い傷は数年)
  • 肉芽組織の置換
    サイトカインTGF-β​→コラーゲンの再建(リモデリング)→瘢痕組織の成熟
  • 創収縮
炎症の4(5)兆候

発赤・腫脹・熱感・疼痛・(機能障害)

消毒

サイトカイン、白血球の障害

乾燥

白血球の働きが制限

肉芽組織

乾燥、物理的刺激に弱い→湿潤環境・安静・減圧

異物処理
  • 生体や細菌など微細なもの→白血球・単球が異物を貪食し酵素で処理
  • 糸やゴミなど大きいもの→繊維で被覆し結節(しこり)を形成

参考元
創傷治癒過程における炎症期の重要性 – 高岡駅南クリニック-高岡市医師 
創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン―1 – 日本皮膚科学会
創傷の治癒過程
Nursing Today 2009-8 災害急性期における外傷患者の看護 軟部組織損傷

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