- ファーストピアスいつから回しますか？
- 開けて数日しか経っていないけれど、とっても良くクルクル回るんです！これって安定してるんですか(^^)？
という、よくある質問。
結論はホトンドの場合、安定していません！
- ファーストピアスは絶対回さない
- 適切なケアで多少動くので充分 〇
では、その理由を説明していきます✊
ピアスをクルクルと回す意味
癒着予防
なぜ回すのか？を調べると、すぐに出るのが癒着しないように回すという理由です。が。
きちんとケアしていれば癒着なんて早々しません。
そもそも樹脂がくっつきやすいというのも、噂の一つで根拠はありません。
消毒や洗浄のため
ピアスホールの消毒や洗浄でピアスを回して中まで泡や消毒液を行きわたらせる・・・という方法があるそうですが、ピアスホールの消毒についてはいつもお伝えしている通り「百害あって一利あるかないか」
消毒は行う必要はありません。
洗浄についても、中まで泡を入れて洗うのは少なくともセカンドピアスに慣れてきてから。
ピアスをあけてしばらくは、中に泡が入るのを最小限に、優しく愛護的に行う必要があるので、回す必要は一切ありません。
完成の確認のため
完成したか確認するために回す。。。というのを言っておられる方もみかけますが、まったく根拠になりません。
完成していなくても、ピアスはバッチリ回ります・・・逆に、後で説明しますががトラブルを起こしているほど良く回ることも多いため、勘違いの原因に。
完成の確認についてはページ最下部でご紹介しています(^^;
ピアスを回すデメリット
皮膚の元になる細胞が壊れる
ピアスホールができるまでで解説しているとおり、ピアスホールができるときには赤くて柔らかで、とても「脆い（もろい）」皮膚の元になる「良い肉芽」ができてきます。
これはとってもとっても、刺激・摩擦に弱いんです…
擦れて剥がれたり、トラブルが起きると炎症が起き、血管から「浸出液」という体液が出てきます。
回るのは体液のせいかも
「クルクル回ります」という人は、いざピアスを外すと先程説明した体液が出ていることが多いです。。
そんな私も、初めてのピアスのときに経験しました。
- 見た目は何ともない
- とっても良く回る
- ちゃんと消毒した
- 痛みもない
そう思って、１か月ちょっと経ったとき、セカンドピアスに交換したら、薄黄色の液がジワジワ(´;ω;｀)
「良く回る」のは、体液のせいだったんです！
そりゃそうだ
回す＝刺激になる＝皮膚できない＝体液出る＝めっちゃ回る
つまり全然安定してません(´;ω;｀)
回さなかったらどうすればいいの？
基本的なケアを守って、丁寧に扱ってあげることが大切です(*^-^*)
重要な点をいくつか見ていきましょう。
癒着予防には
例え樹脂がくっつきやすいんだとしても、回すと皮膚の元になる「良い肉芽」がドンドン削がれていくので、完成と程遠くなってしまいます・・・！
お湯で流したり洗っているうちに勝手に動きますから、その動作だけで十分です。
軽く動かすことが予防にはなっても、刺激を覚悟で回すことまでする必要はないのです
ファーストピアスに樹脂を着けている場合、どうして～～～も、気になって確認するとしても「軽く押し出して、ゆっくり戻す」だけで癒着していないことは明確です。
大事な事なので何度も言います
回さないで！
消毒や洗浄は
消毒はせず、適切な洗浄のみを行います。
洗浄も、傷に負担にならないように愛護的に行いましょう。
石鹸を使うかどうかは、皮膚の状態にもよります。（少なくとも、薬用せっけんを使う必要はありません）
浸出液の具合や患部の様子を見ながらホットソークを併用してあげるのもいいですよ(*^-^*)
完成の確認方法は
こればかりは、経験しないと分かりません。
完成したら、なんだか動き方が変わってきます☆
ヌルヌル回るんじゃなくて、簡単に動くけれど、擦れている感じを感じます。
（感覚はないはずですが皮膚が繋がっているので感じるのかも）
もちろん
- 体液が出ない
- 穴が赤くない
- 穴の周囲が凹んで見える
- 裏側もキレイな状態
という条件も参考に出来ると思います。
回るかどうか、は参考にはなりませんm(__)m
完成したかな？安定してるかな？と思っても、無理はせず、セカンドピアスから順番に、少しずつバリエーションを増やしてお耳を慣らして行ってくださいね☆
