- 開けたばっかりのピアスホールを綺麗に塞ぎたい
- セカンドピアスに変えたけど気に入らないから塞ぎたい
- ピアスはいつまで塞げるの?
という質問への回答です。
参考 トラブルとケア|早見表
ピアッサーで失敗しないポイントは↓もぜひご参考に。
参考 ピアッサーの安全な開け方
最近、一部でピアスの安定・完成までを「第1次治癒期間」「第2次治癒期間」と呼ばれることがあるみたいですが、医学的な用語とは意味が違いまぎらわしいので、当サイトでは「安定」「完成」と呼んでいます。このページの「一次治癒」は、医学的な意味合いの方ですので、ご注意ください。
開けてすぐに塞いだ場合
よほど中の損傷がひどくなければ組織は基本的にぴったりもとに戻ります。
これを、医学的には「1次治癒」と言って、傷が線のように細く綺麗になりますよ、という治り方。
- キレイな傷であること
- 6~8時間以内であること
が1次治癒可能期間の目安。
もちろん、一瞬で治るわけじゃなく、だいたいの組織が戻るのには1週間~1か月(組織の完全な復旧までは半年近く)かかります。
傷口の損傷が激しい場合や、ゴミが入っていた場合、シコリとなることがあります。
ケアは何もしなくてOK
「どうしたら早く治りますか?」とよく聞かれます。
変なあがきをするよりも、放置がイチバンです!
消毒が傷の乾燥を招いたり、治りが遅くなるのは何度もお話している通り。
あとは刺激せず、自己治癒力に任せましょう。
ホットソークで循環を良くしてあげる程度は、過剰じゃなければいいと思います(*^-^*)
開けて時間が経った場合
ピアスホールができるまででお話したように、ピアスホールの中では肉芽という赤ちゃん細胞が発生して、だんだんと皮膚になっていきます。これを医学的には「2次治癒」といいます。
この皮膚がどれだけしっかり出来たか?が、傷口が綺麗に閉じるかどうかのポイント。
皮膚ができるまえ
赤ちゃん細胞だけの時期に閉じられた傷は医学的には「3次治癒」といって、閉じることはできますが、中に空洞ができたり、しこりが残る可能性も。
しこりは体が処理できるものであれば、徐々に小さくなっていきますが、身体が処理できない場合、組織で覆って包み隠してしまう=粉瘤化することも。
皮膚ができた後
逆に、完成した皮膚同士が勝手に閉じる可能性はかなり低いです。
ピアスを閉じる場合、病院では皮膚を除去して、1次治癒の状態を作り出します。
わざと傷を作ったり、ニードルでくり抜くのも原理的には同じですが、もちろん完全に自己責任となります。皮膚が残ってしまったり、膿瘍などを破ってしまうと、新たなトラブルになりかねません。
塞がらないピアスを塞ぎたい
手術で塞いでもらう
病院選び
一般的に専門は形成外科、簡単な処置なら皮膚科でもOKなことがあります。
お値段は?
10,000~100,000程度を設定されている病院が多いです。
自費・保険適応どちらになるか、にもよってかなり左右されます。
痛み
局所麻酔をかける痛みはあるはず。手術中は麻酔が効いていれば痛みは無いですが、術後は傷の大きさや縫合の程度次第。必要に応じて痛み止めが処方されるかもしれません。
治療期間
抜糸は1週間ぐらいです。テープでくっつけることもあり、こちらも同様の期間。
そこから更に数週間様子を見て、トラブルが無ければ治療完了です。
傷跡と、その後のピアス可能時期は?
そもそも、塞いだピアスホールが完全に綺麗になることはないため、元通りとはなりません。
大きいホールの場合は、凹みができたり、多少耳の形がいびつになったりすることも。
同じ場所にピアスを開けられるケースもあるけど、傷の治る状況により、ずらした場所に開けることも多いようです。
消えないしこりの除去
しこりは時間が経って消えることもありますが、消えないしこりは皮膚科や形成外科に相談しましょうm(__)m
ほとんどはピアスを塞ぐときと同じように、不要な部分を切り取る/くり抜く方法が使われます。
除去について、自費になるか保険になるかは症状次第ですが、まず相談しないと始まりません。