ピアスはノンホールイヤリングと違い、穴を開けてしまうと修正ができません。
開け直しには色々なリスクがありますから、1発で綺麗な位置に開けたい。
今回は、穴の位置で迷っている人のために、位置決めの注意点やおすすめの場所について写真付きで解説します☆
共通する注意点
端っこに開けすぎない
ピアスのトラブルで怖いものの一つが、「排除」や「千切れる」ということ。
腫れや肉芽は自力でなんとかできることも多いですが、排除されたり千切れたりして耳垂裂になる(耳たぶが裂けてしまう)と、手術をしても元の見た目に戻すのは困難です。
ピアスは、軸の太さがありますよね。
ファッションピアスや一部の細いピアッサーでは1mm以下の直径が多いのですが、ボディピアスやファーストピアス用の太い軸のものは1mmを超えてきます。
端っこに開けすぎると、耳垂裂のリスクが高まる+軸がぼこっと表面に見えてカッコ悪いことになってしまう可能性も・・・
キャッチが見えないように、そして負担がかからないように、最低でも耳の隅っこから4~5ミリはあけることをオススメします。
角度にも気を付ける
ピアスホールは傷となりますので、基本的には耳に垂直…つまり、傷口が最小限の大きさになるような角度でピアッシングします。
入り口から出口まで最短距離をとおる、というイメージでもオッケー
ただ、お耳が立ち耳や湾曲している場合には、あまり極端に斜めに横断しないように考えたバランスの良い位置と角度を見つけてあげてください。
でも、他人が真正面から見ることはあまり無いので、正面向きは気にせずに耳の負担が最小限の場所を探しましょう。
色々な角度から見る自分をイメージして下さいね。
裏側の位置も気を付ける
これは私も経験していることなのですが、表から見たら耳たぶの中央なのに、裏側がかなり首よりの耳たぶに位置してしまっています・・・しかも斜めに刺さってる。
メインの耳たぶの位置でよく起こる位置の失敗例です。
長めの軸のピアスだと首に先端が刺さって痛いし、フープピアスを着けると左右で向きが違ってしまうんです。
ピアスの位置を決める際には、裏側がどこに出るかな?ということも十分意識しましょう( ..)φ
ピアスのオススメ位置
メインのピアスホールでオススメの位置は、
- 耳たぶ幅が狭い人なら中央かほんの少し下
- 耳たぶ幅が広い人なら中央よりは少し下
です(*^-^*)
なぜなら、上より(耳の穴寄り)に開けることは軟骨にぶつかる可能性が高い一方、見た目やメンテナンスに関してあまりメリットが無いからです。
そして
- 「顔より」に開けるとシャープな印象、
- 「後ろより」に開けるとふわっとした印象
になります。
小さな石のピアス には・・・
こんな感じの、小ぶりな一粒ピアスを着けるなら、写真のように耳たぶの真ん中~やや下めの位置がきれいです。
ただし、耳の幅が広い人が下の位置に開けすぎると「のっぺり」した印象になってしまうので気を付けて。
100均などに売っている「貼るピアス」を使って、位置を確認するとイメージが着きやすいですよ(^▽^)/
フープピアス には・・・
おおぶりなフープピアスを着ける可能性があるなら、耳の薄い人ほど耳の中央よりの位置がオススメ。
というのは、フープピアスは重さがあるので端っこの位置にあけると耳が「びよ~ん」と伸びてしまうことが多いんです(´;ω;`)
ちょっとカッコ悪くなってしまうので、耳たぶのふくよかな部分を狙うことで耳たぶの伸びをおさえることができます。
イヤリングを着けて位置のイメージを確認してみるのもいいですね(*^-^*)
重たいピアス には・・・
おおぶりピアスを着けるときは、キャッチが軽くて飾りが重たい場合にピアス自体の重さで飾りが下がって「うなだれた」ようになってしまうかも。
これも、耳たぶのふくよかな部分を狙ってあけることや、耳たぶの角度を考える(少し上向きの耳の場合など)と回避することができます(*^-^*)
ただ、耳たぶが薄い人や、幅が無い人は難しいですよね。
そんな時は、紹介したようなパールキャッチやジュエルキャッチで重さを調整することもできますよ(^^♪
女性のピアスのオススメ位置
流行りは耳の下の方
a28img.chip.jp
私が可愛いピアスのアーティストで思い出すのはaikoです。
aikoのアッパーロブが可愛すぎて、aikoの熱烈なファンではないのですが・・・同じ位置に開けています(>_<)
aikoさんのように、ピアスホールを耳たぶの下(すみっこ)の方に開けるのが、最近は男女問わず流行ってきていますね(*^-^*)
小さなピアスがぷらんと華奢に下がっているのが、女性らしくて素敵に思われるようです。
中央ど真ん中や、中央よりも上(耳の穴がわ)に開けるとちょっと古くs…バブリーな印象です。
流行りは年代によっていろいろなので、20年後には変わっているかもしれませんが(^^;
メンズピアスのオススメ位置
フープ・リング系ピアスの限界位置
メンズピアスで人気のフープ(リング)系ピアスは、「内径」と言ってピアスの輪っかの直径が限られています。
特に男性は耳が分厚かったり、幅が広い人も多いので、あんまり中央の位置にあけてしまうとフープが耳に入らないことも…(^▽^;)
着けたいフープピアスがあれば、内径を調べて少しゆとりを持たせた位置にピアッシングするといいですよ☆
ただし、あまり隅っこに開けてしまうと、避けやすいのはもちろん、「女性らしく」見えてしまう事もあるので、要注意です、笑
耳たぶピアスの種類
イヤーロブ
Sterling Silver Huggie Hoop Earrings With Clear Stones
いちばんオーソドックスな位置の耳たぶのピアスは『イヤーロブ』もしくは『ロブ』と呼びます。
由来 ロブは英語で耳たぶのまるっこい部分のこと。
痛み 上手にできれば、開ける時の痛みはないか、ギューっと指で挟んだような鈍い痛み程度。ピアッサーなら、ピアッサーの音と衝撃のほうがびっくりするくらい。開けた後もトラブルを起こさなければ痛みはありません。
安定 1~3ヶ月程度が標準的な安定の期間です。
アッパーロブ
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最近人気の耳たぶと軟骨の境目は、アッパーロブと呼ばれています。
ロブとの間はセカンドロブと呼ばれることも。
由来 その名の通り、ロブの上の方。
安定 痛み アッパーロブは耳たぶの脂肪組織が薄く不安定な場合が多いので、耳たぶの中でも安定しにくい位置です。更に軟骨と近いほど痛みや炎症を起こしやすいため注意が必要です。
順調にいけば1~3ヶ月で安定しますが、てこずって何年もかけている人も多いです。
特に、軟骨と近い位置や、幅の狭いところでは細いピアッサーかニードルであけるほうが負担は少なくなりますよ(>_<)
オービタル
Orbital Piercing [50 Ideas]
CBRや、セグメントリングなど、リング型のピアスで隣接した2つのピアスホールをつなぎます。
位置に決まりはなく、軟骨のオービタルや、軟骨と耳たぶをつなぐオービタルもあります。
由来 環状の、という意味の単語です。
痛み インダストリアルピアスとは違い、耳たぶに普通に隣り合った開けた2つの穴に後から合う内径のリングを探して装着し楽しむことができるため、完成したホールで適切な内径を選べば痛みはありません。
比較的チャレンジしやすい耳の個性的なピアスの付け方だといえます。
内径はピアス同士の間隔と大体合わせれば、多少は融通がきくので迷ったときは小さいよりも大きな内径を選ぶと入れやすいです(^^
トランスバースロブ・ホリゾンタル
Transverse Lobe Piercing [25+ Ideas]
由来 transverseは、横断。horizontalは、水平。
これはもはやボディピの中でもかなりの難易度の開け方で、ピアスを耳たぶに平行に貫通させるものです。
痛み 傷の範囲がかなり広くなるので、痛みは耳たぶ最強。
サーフェイスピアスと同じようなものですね・・・感染も起こしやすいので、後々のトラブルでの痛みも覚悟です。
安定 安定は至難の業。傷の範囲によりますが、半年~数年スパンで考えて。完成しない人も多いです。
名前は水平ですが、排除されないようにバナナバーベルを使われることが多いです。
実際に開いてる人は見たことありません。
さいごに
いかがでしたか(*^-^*)
ピアスの左右や個数は好みでOKですが、位置に関しては今後着けたいピアスを参考にしながら、じっく~~~~り決めてくださいね☆
実際のピアッシングの際に位置がずれてしまっては残念なので、ピアッサーの種類やピアッシング時の注意事項なども参考にしてください(^^♪
私が病院嫌いな一つはこの経験なのですが、病院に限らず他人に開けてもらうときは位置だけでなく角度や向きの指定もしましょう”(-“”-)”