- ピアスを開けたけれど、諸事情ですぐ塞いだ。次のピアスはいつ開けていい?
- 気に入らなくて塞ぎたいけど、いつまでなら間に合う?
という質問への回答です。
参考 トラブルとケア|早見表
ピアッサーで失敗しないポイントは↓もぜひご参考に。
参考 ピアッサーの安全な開け方
最近、一部でピアスの安定・完成までを「第1次治癒期間」「第2次治癒期間」と呼ばれることがあるみたいですが、医学的な用語とは意味が違いまぎらわしいので、当サイトでは「安定」「完成」と呼んでいます。このページの「一次治癒」は、医学的な意味合いの方ですので、ご注意ください。
開けてすぐに塞いだ場合
よほど中の損傷がひどくなければ組織は一次治癒と呼ばれ基本的にぴったりもとに戻ります。
この段階で綺麗に閉じたピアスホールは大抵は全く問題なく開けなおしができるはずです。
ただ、組織が完全に元に戻るには数ヶ月、簡単に修復されるのも1週間ぐらいかかるので、すぐに、はオススメしません。
開けて時間が経った場合
皮膚ができるまえ
この時期はまだ、身体がピアスホールを傷と認識して閉じようとする時期ですが、綺麗に治らなかったり、中にしこりができたりしやすくなります。
そうなると開け直しの障害に…
綺麗に閉じるか、どのぐらいの期間がかかるか、は人次第です。
私は大体1~2ヶ月で、「穴どこだったかな?」とよく探せば分かる程度になります。
皮膚ができた後
逆に、完成した皮膚同士が勝手に閉じる可能性はかなり低いです。
もしピアスホールを閉じて開け直す場合、一度形成した皮膚を取り除いて、「ピアス開けたて」状態を作り出す必要があります。
参考 ピアスホールを塞ぎたい
開けなおしの3つの条件
近い場所にあけるとしても、治癒途中の傷付近にピアッシングするとトラブルの元になりかねないので、最低1週間(初期の炎症が治まるまで)~3ヶ月(組織がだいたい入れ替わるまで)の時期をあけることほうがオススメ。
ちなみにピアス同士は、トラブルを考慮しないとしてもキャッチを考えると最低4mm、ピアッサーであけるならぶつからないように5~8mmぐらいあけるのがオススメ。
同じ場所に開けるなら絶対に守ってほしい3つの条件はこちら
しこりが無い
しこりは、皮膚や、老廃物や、膿などの感染物などからできています。
そのうえからピアスをあけると、痛みの原因になるだけでなく
- 穴がまっすぐに開かない
- 新たな感染の原因になる
- しこりや肉芽のトラブルが大きくなる
などの可能性が目に見えています。
もちろん結果オーライのこともあるのですが…やはり避けるべきかと思います。
消えないしこりの除去
しこりは時間が経って消えることもありますが、消えないしこりは皮膚科や形成外科に相談しましょうm(__)m
ほとんどはピアスを塞ぐときと同じように、不要な部分を切り取る/くり抜く方法が使われます。
除去について、自費になるか保険になるかは症状次第ですが、まず相談しないと始まりません。
見た目が綺麗になってから
もちろん、安全を期するなら見た目で穴が残っていたり、赤かったり、体液が出ていて上から開けようとは思わないですよね(^^;
やはり見た目情報は大切です。そして、触ってみるのも大切です。
別の穴が残ってしまっている場合、ピアスホールが二股になってしまって、育てるのも付け替えるのも苦労する可能性も出てきます。
少なくとも1週間~できれば数ヶ月かけて
ピアスホールができるまで、で細胞の復旧のお話をした通り、少なくとも1週間は「急性期」に値するので、安全を優先するならその時期は避けるべきだと思います。
できれば1か月~半年は寝かせてあげてもいいぐらいです。