- 汁や膿を放置している
- 消毒をしている
- 洗浄方法が間違っている
- 触りすぎ・回している
- 付け外しの回数が多い
- ピアスの形が悪い
- ピアスの素材が悪い
今回は、ピアスホールがなぜ安定しないのか?
ありがちなケアのミスをお伝えしながら、安定を目指すヒントを解説します(*^-^*)
安定しない原因
汁や膿を放置している
実は体液には種類があります。
問題ないものもありますが、金属アレルギーや感染などで発生している体液を放置していては、いつまで経っても傷口が良くなりません。
体液が出ている場合、まずはこちらの浸出液の見分けかたページから、原因を探ってみてください。
消毒をしている
消毒液はバイキンを死滅させるだけでなく、傷口の細胞への刺激にもなり、傷を治す成分(サイトカインや白血球)の働きを悪くしたり死滅させたりすることが分かっています。
参考 消毒液について
消毒をしないほうが、きれいに早く傷が治るという研究が次々報告されており、今は手術のあとの消毒をしない病院も多くなってきました。
ピアスホールも、小さいですが立派な傷です。
消毒液自体の刺激もですが、消毒のために綿棒で周囲を擦ったり、ピアスを動かしたりすること自体も傷にとって負担になります。
洗浄方法が間違っている
ピアスホールの洗浄で、泡を乗せて何分も待機したり、ピアスを動かして穴の中まで洗ったりしないといけないと思っている人が居ますがこれは間違い(^^;
傷の洗い方の原則は、
- 汚れを泡で包んで優しく落とすこと
- 傷をゴシゴシ擦らない
- 傷に泡が残らないようにすること
です。
触りすぎ・回している
ピアスをあけたばかりで、気になって触ってしまったり、ケアのしすぎで過剰にいじってしまったり・・・
ピアスホールが癒着しないように回すという、間違った情報もあります((+_+))
癒着は100%しないとは言い切れませんが、普通に過ごしていて簡単にするものではありませんし、予防で動かすとしても「回転」させる必要はありません。
動かすことによってピアスホールにできるはずの新しく弱い皮膚の細胞が傷つき、いつまで経ってもピアスホールが安定・完成しない原因となりますm(__)m
付け外しの回数が多い
もしも安定していないのに、ファッションピアスやセカンドピアスを付け外ししているなら今すぐやめて、セカンドピアスで数ヶ月過ごしてください(^^;
ただ、学校やお仕事の関係で付け外しが避けられない…これは多くの人が抱える問題だと思います((+_+))
この場合、出来る限りの工夫をしていきましょう(*^-^*)
どうしてもピアスを外さないといけない現場の場合には、再装着の際に傷をつけないよう、こちらの塞がりかけのピアスホールを復活!の記事を参考に軟膏などを使って優しく着けなおししてくださいね(^^)/
ピアスの形が悪い
セカンドピアスで無理をした形を購入してしまったり、ファーストピアスのサイズ選択を間違えると、いつまでたってもピアスホールは安定しません。
特にフックピアス・リングピアスなどの負担はピアスホールに最悪です(-_-;)
飾りのついた真っすぐのピアスも負担になる場合があります。
を参考に、無理のない大きさ・長さのピアスを選んでくださいね(*^-^*)
ピアスの素材が悪い
なんだかピアスホールの調子が悪い・・・と思っていたら、金属アレルギーだった!というケースも。
また、樹脂ピアスは医療用であっても長期間使用すると劣化して感染などの原因になります。
透明であればガラスリテーナー
金属であれば純チタンやサージカルチタン、サージカルステンレスなどでメッキのされていないものを選びましょう♪
安定の期間の目安
1週間~数ヶ月
あけて数日は傷の「急性期」と言って、腫れや痛みを伴う場合が多いです。
ただし、ピアスの場合は目に見えたり感じたりすることがほとんどないので、安定していると勘違いする方が多いですが、傷の治りを考えるとはじめの数日はまだ「生傷」だと思っていたほうがいいでしょう。
皮膚が完全に出来るまえに「なんとなく体液が出なくてトラブルがない」という最低限のラインを安定とするなら、数日(1週間程度)で到達することができます。
しかしこれは、安定したから何でもしてOK!ではなく、あくまで「順調」なだけ。
油断せずにピアスホールを育てましょうね(*^-^*)
逆に「弱い皮膚ができるまで」というのを安定と考えるなら、最低でも1か月は必要です。
1年…10年経っても安定しない
うそのような本当の話ですが、実際あるんです。
1年安定しなかったのは私の話、(^^;
10年は、以前お話を聞いた方のケース。
どちらも、ケアの間違いが原因でした!
- 汁や膿は出ているか?
- 消毒・洗浄方法が間違っていない?
- 触りすぎ・回す・付け外しの回数が多い?
- ピアスの形・素材は?
安定しない・・・という場合は、ぜひ上記をチェックしてください((+_+))!