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FAQ

MRI・レントゲンにピアスをつけるとどうなるの?

MRI・レントゲンとピアス
記事のポイント

ピアスがダメな検査や処置、それぞれ理由が違います。

  • MRI…磁気の影響があるから金属NG
  • レントゲン・CT…検査画像に写るからNG
  • 内視鏡・造影・手術など…急変を考慮しNG

実は、ピアスを着けたままでもいい場合もあるのです。

今回は、検査の内容ごとにダメな理由を説明し、ファーストピアスなど、外せない状況のときの打開策があるのかどうかを解説します(*^^*)

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磁気の影響があるからダメ

MRI

MRIはでっかい磁石だと思ってください。磁気で身体の中身を透視します。

そう、金属は反応してしまうのです(・・;)

  • 磁力で金属が動いて体を損傷する危険性がある
  • 磁場が乱れて、金属がある周囲の撮影ができなくなる
  • 金属が熱く熱を持って火傷の原因になる

アメリカで男の子が死亡した事例は有名ですが、日本でも金属片が動いたことで失明や死亡に至った事例・発熱した事例がたびたび報告されています。

なので、場所が離れていても、必ずピアスは外すか非金属の透明ピアスなどに交換してください。

また、MRIはデリケートな写真を撮影するため、患部がズレないようにガッチリ固定します。

ピアスホールが患部と近い場合は痛みが出ないようにシリコンチューブなどの柔らかいものを装着していると安心です♪

イヤーズがオススメ

取れない金属はどうなる?

体の中には、骨折などのボルトやインプラント金属などの取れない金属が埋め込まれている方もいますよね。

実は、金属の種類によってはMRIの影響を限りなく受けにくい(非磁性体の)ものと、受けやすい(強磁性体の)ものがあります。

また、骨などにがっちり埋め込まれているものと、血管などをふわっと固定しているものでは、磁力によって動く可能性が変わってきます。

近年はMRI対応の金属が体に埋め込まれていることが多くなってきたので多くの場合は撮影可能ですが、今でも昔の金属を埋め込んだ人は検査ができなかったり、画像が乱れて検査にならないなどの問題を抱えた方もいらっしゃいます。

必ず病院で申告・相談してください。

MRIの流れ

一般的なMRI検査の流れをお伝えします。

  1. 検査待合で待つ
  2. 検査技師や看護師などに呼ばれ、更衣室へ移動
  3. 体に金属やシップ、タトゥーなどが無いか確認される
  4. 検査着に着替え
  5. MRI室へ移動
  6. 検査台で体をがちがちに固定される
  7. ナースコールを渡されMRIの中へ
  8. 位置確認の撮影をされる
  9. 位置が決まれば本番の撮影(長くてウルサイ)
  10. 撮影画像の確認(不思議と待たされることもある)
  11. 問題なければ固定から解放される
  12. 更衣室に戻って着替え
  13. 終了

ざっとした流れでこのような感じになります。

ほとんど寝ているだけなのですが、MRIの撮影には時間がかかり、長くてウルサイのです・・・

MRIにかかる時間

MRIは体の断面図を1枚1枚とっていくようなものなので、膨大な時間(とお金)がかかります。

目安として、頭ひとつ撮影するのにも20分ぐらい(それに着替えや位置決め、体の固定などの準備で軽く小一時間は見ておいた方がいいです)

部位が増えるほど時間はかかりますし、造影検査などが含まれると血管確保や造影前後の撮影などが含まれるため更に長くなってきます。

検査画像に写るからダメ

レントゲン・CT

レントゲンやCTなどのX線を使う検査では、金属が黒くクッキリと写り込んでしまいます

取れない金属はどうなる?

MRIと違い、写り込む以外の悪影響はありません。

つまり、先生が撮りたい場所(患部)とピアスが写真の上で被らなければ、たとえ金属でも理屈上はオッケー(*´-`)

ただし、レントゲンは色々な角度から撮影することが多いため、先生(レントゲン技師)の撮りたい角度によっては離れた場所でも患部とかぶってしまうことも

また、透明ピアスを使うことで映り込むのを透明にすることもできますが、完全には見えなくなるわけではありません。

自己判断せずに、かならず医師や技師に相談してくださいね

レントゲン・CTにかかる時間

レントゲンは撮影枚数によりますが、1枚をとるのは一瞬です。

あとは位置や体位を決めるのに時間がかかったり、ボタンやワイヤーの入った服を着ている場合は着替えをする時間がかかります。

CTはMRIの簡易版・・・という感じで、ベッドに横になって軽く固定されて撮影されますが、ほんの数十秒もすれば撮影が終わっています(*^-^*)

どちらもスムーズにいけばトータル10分程度みておけばいいでしょう。

急変の可能性があるからダメ

内視鏡・造影・手術など

内視鏡検査や手術を含むなど、使用する薬剤や体への侵襲により「急変」が予測される検査の場合、急変時の対応をスムーズにするために不要なアクセサリー類は全て外す必要があります。

参考 手術でのピアスはOK?

シリコンピアスなどの柔らかいものが許されるかどうかは病院・医師の判断によるので、必ず確認してから検査・手術に臨んでくださいね。

取れない金属はどうなる?

急変時の対応のためなので、体に埋め込まれていて取れる心配のないものは問題ありません。

逆に、脱落する心配のあるもの、アクセサリー類や入れ歯などはすべて外して頂くようになっています。

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