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ピアスの種類や形

ピアスの素材別、重さやアレルギーの特徴

ピアスの素材の違いと選び方

ピアスを選ぶときに、素材、気にしていますか?

「ニッケルフリー」
「純チタン」
「サージカルステンレス」
「医療用樹脂」

知っているようで知らない素材の特徴を知って、安全で適切なピアスを選びましょう♪

素材の特性に合わせたメリットをご紹介します(*^-^*)

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重さで比べてみる

特に開けたてや、トラブル時のピアスホールには負担は厳禁

負担の一つは「重さ」です。

なかなか治らないホールや、サイズアップ、肉芽対策などの参考にしてください(*´▽`*)

樹脂=軽い

ポリプロピレン 0.9
シリコーン樹脂 0.9~1.5
ポリカーボネイト 1.2
ナイロン 1.0~1.1
アクリル樹脂 1.1~1.2

ダントツで軽いのはポリプロピレン。
とはいえ、樹脂はどれもさほど変わりません。

フッ素・ガラス・セラミックは中程度

フッ素樹脂 2.1~2.2
ガラス 2.5
セラミックス 2.6~6.0

フッ素樹脂は、樹脂の中では重め。
ガラスは案外軽かった。セラミックスと同じぐらい。

ステンレスはチタンの2倍重い

チタン 4.5
サージカルステンレス316L 7.9

チタンはガラスなどの2倍の重さがありますが、
サージカルステンレスは更にその2倍!

肉芽や排除対策で樹脂をオススメする理由、分かって頂けましたでしょうか(^^;

参考
プラスチックの比重、密度の一覧|プラスチックと樹脂の物性
機械的特性-比重(密度)|ファインセラミックス|京セラ
ステンレス鋼材の密度、比重、質量について – ステンレス鋼材(SUS)
ガラスの重さ|中島硝子工業株式会社

チタンピアス」は人気がある反面、まったくアレルギー対策にならない粗悪品が多いのも事実・・・(´;ω;`)
購入する時にはいくつかポイントがあるので
【アレルギー対策】のページも参考にしてください☆

透明度で比べてみる

ひじょうに、ひじょうに多い質問や検索ワードが「ピアスの隠し方」です(^^;

まず、透明感を比べてみます。

透明ピアスの比較、見比べ、全体横から.

ちょっと分かりにくくてスミマセン(^^;

製品の差はあると思いますが、私の持っているピアスで透明度の高い順で並べると

ガラスリテーナー(画像①
アクリルピアス(画像⑤
テフロンリテーナー(画像②
テフロンコード(画像③
ポリプロピレンピアス(画像⑥
シリコンチューブ(画像④

の順になりますm(__)m

持っていませんが、ポリカーボネートも透明感が強いことで知られていますね( ..)φ

ガラスは透明感もさながら「皮膚にぴったり沿う」ように装着できるので、トップがかなり目立ちにくいです。

その反面、不安定なホールにキツくしめてしまうと、埋没のリスクがあるので、ガラスに関わらずですが、絶対に「ゆとり」は持たせてくださいね!

アレルギー傾向で比べてみる

結論は

アレルギーに非常になりにくい金属
純チタン
サージカルチタン(Ti6AL4VやG23)
サージカルステンレス(SUS316Lや316LVM)
アレルギーになりにくいと言われてきた素材
金・銀・プラチナなどの貴金属で純度の高いもの

アレルギーになりやすい素材
真鍮や純度の低い貴金属

ですが、詳しく見ていきましょう( ..)φ

下の表は、金属の「イオン化傾向」をあらわしていて、ボルト数が大きいほどイオン化しにくい=錆びにくく、アレルギーになりにくい金属ということになります。

ただ…ちょっと順番が変ですよね((+_+))
下に行くほど錆びやすい、アレルギーになりやすい金属ということなんですが…。

金属名
イオン
標準電極電位
(ボルト)
Au+
+1.50
白金(プラチナ)
Pt+++
+0.86
パラジウム
Pd++
+0.82
Ag+
+0.799
水銀
Hg++
+0.792
Cu++
+0.345
鉛(なまり)
Pb++
-0.132
錫(すず)
Sn++
-0.146
ニッケル
Ni++
-0.248
コバルト
Co++
-0.278
Fe++
-0.426
クローム
Cr+++
-0.51
亜鉛
Zn++
-0.762
チタン
Ti+++
-1.21
チタン
Ti++
-1.63
アルミニウム
Al+++
-1.66

参考
異種金属接触腐食
サビの雑学 異種金属 電食 サビない水 防錆
貴金属について | 一般社団法人日本ジュエリー協会

チタンってアレルギーになるの?

先程の表で見ると、チタンはニッケルよりも、アレルギーになりやすそうですΣ(゚д゚lll)

えっ、純チタンって…アレルギーにならないんじゃないの?と、アクセサリーが好きな人なら思うでしょう。

実は、アルミニウムやチタン・ニッケル・クロムなどは空気(酸素)と触れると、錆びるより早く、瞬時に「酸化被膜」というものを作ります。

チタンは最強のバリアを持っている

チタンの酸化被膜はバリアーであり錆びとは違います。錆びというのなら侵食が進行する状態、素材的に劣化していく状態をサビと言うのですが、チタンはこれに当たらないのが現実。

(中略)
ヒトのたんぱく質と結びつかないかぎり金属アレルギーは起こりませんので、チタンはたんぱく質と結びつくことができないのです。

チタンは海中で錆びないのですか?

つまり、既にバリアに包まれているので、これ以上錆びない

なるほど、だからアルミ鍋もアルミホイルも、錆びないんですね!(多分)

しかし、バリアの細かさは色々。

中でもチタンはとっても細かいので、色々な物質を通さない=アレルギー反応をしないということだったんです…!

ただ、実際アレルギー症状が出る人もとても珍しいケースであるそうです。実際は、歯科素材などでチタンが使われ、常用的にフッ素歯磨きなどの特殊な洗浄が行われている場合に、酸化被膜に穴があいて中身が反応してしまうそう。

通常、ピアスで使用する範囲であれば、大きな問題はないように思います。

「純チタン」だと加工しづらいので、体への安全を配慮した合金として「Ti6Al4V」(よくサージカルチタンG23やG5と呼ばれています)も良く使われる素材ですね(*^-^*)

純チタンのピアスはかなり種類がすくないですが、サージカルチタンだと比較的たくさんの種類から選べますよ☆

2度目ですが「チタンピアス」は人気がある反面、まったくアレルギー対策にならない粗悪品が多いのも事実・・・(´;ω;`)
購入する時にはいくつかポイントがあるので
【アレルギー対策】のページも参考にしてください☆

PVD・IPはチタンやニッケルで膜を作ること

特別な処理をして、「下地」の金属の表面に「金属の膜」を作り出すことを「PVD」と言い、その中の方法の一つが「IP:イオンプレーティング」と言います。

主にチタンの被膜がピアスなど装飾品の色付けで活躍しています。

いわゆる今までの剥がれてしまうような「メッキ」とは違い、真空の中で特殊な加工を用いられるので、強力で安全なメッキができるのです。

先程お伝えしたように、チタンやニッケル・クロムは「酸化被膜」というバリアを作るので、錆び(つまり、金属の劣化)を起こしにくくなります。

この酸化被膜の分厚さを変えて、光の屈折を利用して金属の色味を変える技術があり、この方法で、チタンピアスの色付けが行われています。

色のついた別の金属(合金)を上から塗らなくても、色が出せるんです(*^-^*)

アレルギー対策ピアスに人気が出ている現在、どんどん種類は増えています☆

ぜひお気に入りの1点を見つけてくださいね(*´▽`*)

サージカルステンレスはニッケル入り

「サージカルステンレスって、合金だからアレルギーになりそう…」

「いやいや、サージカル(医療用)だし、大丈夫じゃないの?」

…これについては、半分正解、半分間違いです。

サージカルステンレスと呼ばれるものは、SUS(ステンレス銅)の304シリーズ、316シリーズ、420・431・440…色々あります。

メスのように体に短期間触れるものもあれば、ボルトのように体内に埋め込むもの、膿盆のようにゴミを捨てるだけのものなどなど・・・

つまり、サージカルステンレス=すべて安全じゃない

ということです。

しかも、すべて「あの」ニッケルが含まれています。

じゃあ、なぜサージカルステンレスは安全と言われるのでしょう??

クロムでバリアを作った鉄

「ニッケル」が含まれていても、ステンレスはアレルギーになりにくいし、さびにくいと言われていますよね。

これは、先程お伝えした「酸化被膜」を作るために「クロム」という金属が混ぜられていて、バリアを作っているために腐食に強くできているからです。

中でも耐久性に優れているのが316Lなので、今アクセサリー業界で人気なのですね(*´▽`*)

しかも、ステンレスの中では値段は高めとはいえ、貴金属やチタンに比べるとやはりかなり、安いのです♪

チタンに比べるとびっくりするほど豊富な種類からお気に入りのピアスを選ぶことができます☆

金はアレルギーにならないんじゃないの?

上の表で見ると、金や銀、プラチナはイオン化傾向が低いため、アレルギーの心配は一番低そうに思います( ..)φ

ただ、この2年ぐらい、「純金軸(ポスト)ピアス」を探してきましたが、ありませんでした。

純金、純銀、純プラチナは軟らかいため、特に石留め用の爪には不十分なため、他の金属を添加して硬い合金を作ります。

貴金属について | 一般社団法人日本ジュエリー協会

つまり、金だけだと軟らかくて強度が足りないから、合金(割金)を混ぜるのが基本なのです。

しかしこの合金がクセモノ((+_+))

18金(K18)やシルバー925、Pt900でも金属アレルギーに

「アレルギーになりにくい」と言われている18金ですが

金は75%で残り25%は合金です…

その25%に反応してしまうと18金でも金属アレルギーを発症してしまうのです。

シルバー925も、8%程度は合金。

プラチナ900も、10%は合金です。

つまり、高価でイオン化傾向が低いからといって、アレルギーになりにくいわけではなかったのです。

でもやっぱり、さすが貴金属。

イオンプレーティングや真鍮メッキでは出せない、独特の美しさがあるので、健康なピアスホールであれば、私はしょっちゅう、着けてしまいます(^^;

K18にもニッケルフリーの物は多いので、アレルギーについての記載も参考にしながら、ちょっとリッチなピアス、探してみてください(*^-^*)

高級なピアスほど落とすと悲しいので、ピアスキャッチを工夫する手もありますよ♪

小ぶりなものがオススメです

ちなみにいくら落ちないピアスキャッチでも、ピアスとの相性があるので、着けたいピアスの軸の太さや形にあうかどうかを確認してくださいね(*´▽`*)

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