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ピアスケアの基本

​ピアスに使える消毒液の比較

ピアスと消毒液

ピアスを開けた後の穴は消毒じゃなくて洗浄・・・というのは有名になってきたのでご存知かと思いますが

  • ピアスを開ける前は何を使うの?
  • ピアス本体の消毒って何を使えばいいの?

と疑問に思うひとが多いようです。

先に結論からお伝えすると
  • ピアッシング前…
    • アルコール(ただし皮膚が弱い人はNG!必ず濃度をチェック!)
    • マキロン(手に入れやすいのもマキロンなのでいちばんオススメ!)
  • ピアス本体
    • 基本はアルコールやマキロンでOK
    • ※ただし!樹脂・メッキ素材・宝石がついている…等は取説に従って。中性洗剤でも雑菌は減らせます。
  •  ピアス用の消毒液
    • お金がもったいないからオススメしない

このページでは、ピアスによく使われる消毒液についての性能や注意点を解説します(*^-^*)

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消毒液の種類

ピアスの大敵「バイキンたち。」
彼らはざっくりと4つのランクに分けられます。(厳密に言えばもっと細かいのですが)

見た目を気にして怖い病原菌ではなく美味しいものをチョイスして描きました笑

ピアスの消毒は細菌がターゲット

まずは、おいしい納豆以外に食中毒でも多い「芽胞」、手ごわいシールドに覆われているので消毒が難しい。

次に、コロナで有名になった「ウイルス」、たいていアルコール以上のものが効果があります。
(コロナに関してはもう少し弱いものでも充分な時間かければ無毒化できることがわかっています)

そして、ナウシカの世界の「真菌」。こいつも基本、アルコール以上のもので効果があります。

最後に、そこらにウジャウジャいる「細菌」。これはマキロン以上のもので効果があるし、洗剤などに含まれる成分でも多くの細菌を弱毒化したり洗い流すことができます。

で。

ピアスで敵にしているバイキンは、普通「そこらへんにいる細菌」です。

と、いうことは、マキロンより強い消毒液はどれでもやっつけることができるんです!

じゃあ全部ハイターでいいじゃん!・・・とならないんです。

これから消毒液の特徴を説明しますね☆👇

【アルコール系】エタノール

消毒用アルコール・手ピカジェル など

ピアスを開ける前の皮膚や金属にオススメ

ピアッシング前から、ピアスのメンテナンスにも使える便利屋さん。

油を分解するような役割もあるので私は耳にもピアスにも器具にもアルコールを多用しています♪

濃度が大切です。

約70-80%(環境によっては60~95%)で効果を発揮します。

今、新型コロナウイルスによる品薄の影響で「アルコールタイプ」等と書かれていても、実は濃度が足りないものが多く存在します。(30%くらいでもコロナ等々やっつけるという論文もありますが、時間はかかるようですね)

逆に、濃度が濃すぎる無水エタノールも、消毒効果は期待できません。

買い損にならないように、購入の際には濃度をチェックしてくださいね☆

手ピカジェルのようなジェルタイプはべたつきがあるので、ピアス用にはオススメしません(^^;

アルコールは皮膚消毒OKですが、傷になった場所は使えません
器具の消毒もOKですが、アクリルなど一部の樹脂ピアスには劣化が急激に進むので使えません。

つまり、アルコールは・・・
ピアスを開ける前の皮膚に使える(皮膚が弱い人はNG!)
金属のピアスに最適♪(宝石がついているピアスは取説読んで!)
樹脂ピアスには向いていない。

【酸化剤系】オキシドール

有名だけど、オススメできません

原液~2〜10倍希釈して使用します。
ところが、ちょっとレアアイテムで、濃度や使い方によって消毒効果が変わってしまうので難しいんです。

器具に使った後には、綺麗に「すすぎ」を行う必要がある。

しかも、形成された皮膚を破壊するため傷にはNG

ということで、オススメはしません。

【第四級アンモニウム塩系】 塩化ベンザルコニウム

オスバン・プラスジェル・ピアチェーレ消毒用スプレー

肌に優しい消毒液だけど…

皮膚消毒、傷ともにOK。ピアスや器具にも使用OKです。

ただしこれも、用途によって濃度が違うので要チェック。
薬局ではあまり見かけないので、これ探すならマキロンのほうがいいかも。

アルコールに比べて、効きはさながらに肌に優しいのが特徴です。
アルコールで赤くなる・・かぶれる・・・皮膚が弱い・・・という人にはオススメ。

ただ、ピアス用じゃなくていいと思います(^^;

【第四級アンモニウム塩系】 塩化ベンゼトニウム

マキロン

肌に優しく手に入りやすいのでオススメ

なぜかマキロンはキツイ消毒液と勘違いしている人が多いですが、アルコールよりもかなり優しい消毒液です(*^-^*)

ちなみに、マキロンがいちばんシンプル。
マキロンSにはその他の成分も入っています。
※アラントイン 抗炎症作用・組織修復作用
※クロルフェニラミンマレイン酸塩 抗ヒスタミン剤

そりゃ消毒液なので、どこまで皮膚の過敏な人に対応できるかは不安です…が

マキロンはどこにでも売っていて、安価で、薄める必要もない
皮膚にも使えて、アルコールより優しい、とても使いやすい消毒液だと思います(^▽^)/

ちなみに、新型コロナウイルスが傷口から感染するという話は聞いたことがありませんが、マキロンやピアスジェル等にも含まれる塩化ベンザルコニウム・塩化ベンゼトニウムはNITEによりアルコールの代わりとして新型コロナウイルスに有効と判断されているので、その点からも安心を得られると思います(^^)/

有効と判断された界面活性剤は次の7種となりました。
・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
・アルキルグリコシド(0.1%以上)
・アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
・塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
・塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)【5月28日追加】
・塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)【5月28日追加】
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)

新型コロナウイルスに有効な界面活性剤を公表します(第2弾)NITE(ナイト)独立行政法人 製品評価技術基盤機構

【塩素系】次亜塩素酸Na

ハイター・ミルトン など

いわゆる「塩素系漂白剤」などの成分で、こちらも最近は新型コロナウイルスの消毒でアルコールの代わりとしてよく使われています。

金属・肌への使用はNG

水溶液はアルカリ性であるが強い酸化力を持つため、金属に使用すると錆が発生しやすい。

次亜塩素酸ナトリウム – Wikipedia

つまり、金属のピアスは腐蝕する可能性があるので向きません。
強すぎて皮膚にも向きません…。
使えるとすれば樹脂ピアスぐらい。

ピアスに向かないというだけで、濃度によっては肝炎ウイルス・ノロウイルスにすら効果のあるほど立派な、有名な消毒液です✊

【電解水】次亜塩素酸水

まぎらわしい商品が多く、オススメしません

塩や塩酸を水に溶かして電気分解したもの、のことで、先ほどお伝えした「次亜塩素酸ナトリウム」とは別の物です。

きちんと作成したものであれば、各種消毒液と同等の消毒効果が得られるとされています。

とはいえ、こちらも金属類を腐食する可能性があるのでピアスにはオススメできません。

アルコールでも問題になっていますが、新型コロナウイルスによる消毒液の人気に乗じたようなあやしい製品が多いので購入の際には注意してください(><)

参考「次亜塩素酸水」等の販売実態について(ファクトシート)|経済産業省

ちなみに、食品にも使われる成分だから安全・・・と謳われていることが多いようですが、使用しても「最終食品の完成前に除去される場合」に安全ということで、それ自体を食べていいかどうかとは違う問題です。そもそも、実は成分が違うという製品も多く存在していて紛らわしいので、今のところ、このサイトとしてはオススメできません。

【ヨウソ系】ポピドンヨード

イソジン など

口ピアスによく使われる

15〜30倍に薄めて使用します。
広範囲のバイキンに効く反面、金属器具を腐蝕・材質を着色するので、実は一般的なピアス本体には向きません。

(とはいえ、うがい薬として一般的なので、口腔内のピアッシング後の消毒にはよく使われています)

消毒液を使う時の注意点

※他人のピアッサー、ニードルの使いまわしなどはウイルス(病気)の感染の危険もあります!
それについては、家庭での消毒には限りがあるので、想定していません。
自宅での消毒は完璧には行えません。
ハイターに浸けても、使いまわしはNGです

  • 消毒は濃度が大切です。薄くても効果を発揮せず、濃ければ重大な損傷を起こすかもしれない。
  • 傷口では、体液や汚れで消毒効果が薄まってしまいます。特に過酸化水素は粘膜や血液により分解されるため、殺菌作用は一瞬です。傷に消毒があまり意味がない、という理由のひとつです。
  • ピアスなど器具の消毒の際にも、まず見た目の「汚れ」をきれいにしてから消毒をしましょう
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