こちらの記事では、安定・完成までの期間と見分け方の参考になるコトと、実は参考にならないデマ情報を解説していきます♪
記事の最後に安定・完成を早くするための、知識と経験を基にしたアドバイスも載せてます(^^)/
一般的に「弱い皮膚ができた頃」を安定とよび、1か月ぐらいが最短
「強い皮膚ができた頃」が完成とよばれ、3ヶ月ぐらいが最短
- ホールがしっかりしてきた目安
- ホールの周囲が窪んでいる
- 穴の中が赤くない
- 実は参考にならないこと
- 痛くない
- 体液も血も出ていない
- 化膿もしてない
- スキマがある
- 良く回る
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ちなみに、知恵袋等で第一次治癒期間とか第二次治癒期間と言われることがありますが、医学的な解釈と全く異なり、根拠も出てこず紛らわしいので、このサイトでは「安定」「完成」という単語で説明します。 ピアスホールの治癒の経過について、もっと詳しく知りたい人は、こちらのページ(ピアスホールの安定→完成・期間の目安)を参考にしてください♪
「安定」は1週間~1か月
傷ができて1週間ぐらいは傷を治したり皮膚の赤ちゃん細胞を作るため、炎症反応など目に見えない反応が起こっていて、皮膚はできていません。
「弱い皮膚ができた頃」を安定とよぶなら、1か月ぐらいが最短だと考えてください。
「ピアスホールのトラブルがない」ことを「安定」と呼ばれることもありますが・・・耳たぶの場合はきれいにピアッシングできれば、当日だろうが赤みも痛みも腫れも感じることなく経過できるので、安定とは言いづらいと思います(^^;
「完成」は3ヶ月~
ピアスの完成を「強い皮膚ができた頃」とするなら。
弱い皮膚が更に強くなっていくのに、ターンオーバーなどを繰り返す必要があるので、完全に順調だとして通常3ヶ月ほどかかります。
軟骨部や、耳たぶでもトラブルを起こすともっと長くなります。
ファーストピアスを外すまで分からない
実は、ピアスホールの安定や完成って目で見てわかるところは本当に少なくて、もう何十回もピアスホールを開けてきましたが、いまだに外す前に確認できるコレ!という絶対的なポイントはありません。
後で紹介する「間違った安定の条件」をクリアしても、ファーストピアスを外したらトラブルが!というパターンもとても多いです。
安定~完成のポイントと画像
ホールの周囲が窪んでいる
これは、唯一と言っていいほど理にかなったピアスホールの完成の目安と言っていいと思います。
なぜなら、ピアスホールの安定→完成までのページで紹介した通り、皮膚は強くなる過程で収縮していきます。
つまり、ピアスホールの場合は穴が窪んで(凹んで)見えてくるのです(*^-^*)
参考までに、これが私の耳たぶのピアスホールの画像です👇
下2個が16Gのピアスホールです。
1個めは何も着けていない、穴だけの状態。
2個めにはシリコンチューブを入れているので、ちょうどピアスを入れたときのように穴が広がっています。
3個めのピアスホールはファッションピアスだけ刺す、20Gぐらいの細いホールです。
ピアッシングした直後ほど、マンホールのようにストンとした穴なのですが
完成に近づくにつれ、皮膚が収縮していくため中央に向かってアリジゴクの巣のように窪んでいくんです。
穴の中が赤くない
ピアスホールの安定→完成までのページでお伝えした通り、皮膚ができるまでの良い肉芽や、薄い皮膚が張った状態では、表面は赤やピンク色をしています。
なので、ピアスホールを開けて数週間では、トラブルがなくても赤く見える事もありますが心配なし。
また、皮膚ができていても、「炎症」を起こしていると腫れが赤く見えます。
そのため、ピアスホールの中の皮膚の色が、周囲と同じ肌色であるというのは、完成に近づいてトラブルがない一つの目安になります(*^-^*)
ただしこれも、もちろんピアスを外してみないと分かりません。
完成・安定の見極めにならないポイント
私も若い頃はこれを安定の条件と考えていました。
- ピアスをしっかり動かして痛くない
- 体液も血も出ていない
- 化膿もしてない
そして、1か月↑の条件を達成したら安定してると信じ、29日我慢して、30日目に外しました。
結果は見事 惨敗。
実は、あくまで「トラブルがない」だけであり、しっかりした皮膚が出来ている証拠にはならないのです。
体液・血が出ない
一見、体液や血が出ていないと完成に近づいているように思いますが、実はそうではありません。
よほどのトラブルにならないかぎり、当日から普通のことです。
化膿していない
化膿が表面まで現れるケースは少ないため、トラブルが無いと思っていたのにピアスを外したらドロっと膿みが出てきた…!という事もしばしば・・・。
実際私がそうでした。
膿んでいないはずだったのに、トラブルなく1か月目にファーストピアスをはずしたら、ドロッとした体液が・・・毎日消毒も朝晩していたのに・・・
ショックでした(´;ω;`)当時は消毒を信じていましたから。
安静にしていて痛みを感じない
綺麗にあけることができたら、当日から痛みは感じないのが耳のピアスです。
全く完成の目安になりません。
高校生の私も、痛くないから安定している!と思い込んでいましたが、痛くないのは当たり前の条件。
私はむしろトラブルになっていたのに、それでも痛くなかったんです・・・!
時々、痛くないから翌日に交換してもいいですか?という無茶なご質問がありますが、まったくもって完成ではありません(^^;
やってはいけないコト
ピアスを回して痛みを確認
ピアスを回して痛くない/スムーズに回るなら、ピアスが安定・完成している証拠と思っている人がいますが、大きな間違い。
体液が出ていると、滑ってとても良く回りますし、痛いことは稀です。
逆に回すことで皮膚や肉芽の負担になり、トラブルになりやすくなってしまうので、回転させて確認することはやめてくださいね(^▽^;)
ぎゅっと摘んで確認
これは、体液や出血が無いかどうかの確認だそうですが、もしトラブルがあった場合はぎゅっと摘むことでピアスが塞がる原因になったり、感染の広がりや腫れの助長などを引き起こしてしまいます(*_*)
体液が無いかどうかは、そっとティッシュなどの清潔なもので押さえて確認すればOK。
そもそも体液自体は悪いものではないので、出ているからどうという話ではないのです。
体液が出ているかを確認するなら、外したピアスの軸をティッシュで拭うだけで十分です(^▽^;)
耳の負担は与えないようにしましょうね♪
ピアスの隙間を確認
ピアスホールが完成したら、ピアスの軸と耳の間に隙間ができる?という話があるそうです。
10個以上もピアスあいてる耳ですが、スキマ?見たことありません。
そりゃ、12Gにしてたピアスホールに20G入れたらスキマはありますよ(^^;
ただ、ファーストピアスやセカンドピアスのような通常のサイズの穴でスキマができることは逆におかしいです。だって、皮膚は収縮しようと中央に寄って行くので、ファーストピアスの段階でスキマがあれば、え?排除じゃないの?大丈夫?と逆に心配になります(^^;
隙間を確認しようとピアスをぐいっと動かして、傷を作る原因になるのでやめてくださいね(^^;
よくある質問
ピアスがすぐ塞がる…
ピアスホールは一朝一夕ではできません。
1年程度はじっくり腰を据えてセカンドピアスを着けっぱなしにしてあげてください。
完成前の透明ピアスは危険?
商品を選べばファーストピアスでもOK。
着けたり外したりするぐらいなら、着けっぱなしがいちばん。
安定の早い人の特徴は?
ピアスホールが安定するためには、傷を早く治すことが大切。
傷が治る要素で大切なのは
- ピアストラブル(刺激)がない
- 体が元気・免疫が高い
- 若いこと
もちろんアラサーの私も1週間あれば安定と言えるぐらいに持ってくることはできるので、何歳でもあきらめないでください!笑
適切なケアと、元気な体(良く寝てよく食べる!)をつくってくださいね(*^-^*)
安定・完成を早めるお手入れ方法
上で説明したことの具体的な内容になるのですが
- ピアスをいじらない(適切なアフターケアをする👇)
- 夜更かししない
- しっかりバランスよく食べる
- 良く笑う(半分冗談ですが、NK細胞が活性化するという理屈で半分本気です)
- 飲酒・喫煙を控える
具体的な、「適切なアフターケア」はこちらをご参照ください(*^-^*)
なかなか安定しない…
こちらを参考に、なにかダメなケアをしていないかチェックしてみてください
さいごに
どうでしたか?(^▽^;)
ピアスホール安定の目安、や完成の見極め方!みたいなサイトの記事を読んだのに失敗した!という人があまりにも多いため、そりゃそうだよ~と思って記事にまとめました。
でも、同じように勘違いして私もはじめてのファーストピアス、大失敗しています(^^;
体に穴を開けてるんだから失敗だって当たり前。
トラブル一覧などのページを参考に、慌てず対処してください。
私の初ピアスももう気付けば15年20年?今では重たいピアス着けて頭を振り回しても、子どもに引っ張られても大丈夫です。
皆さんもきっとそんな日が来ますから、焦らずしっかりピアスホールを完成させてくださいね(*^-^*)