- ピアスを開ける時ってどんな痛みがあるのかな・・・
- ピアスホールの調子が悪くて腫れているとき・・・氷で冷やしたほうが良いのかな?
今回は、ピアスにまつわる痛みの種類や強さをお伝えしながら
- ピアスを開けるときは冷やさない
- 冷やすトラブルと温めるトラブル
- 痛みを和らげる方法
について解説していきます(^^)/
ピアスにまつわる痛み
ピアスで感じる痛みは
- 開ける時
- 開けた後しばらく
- トラブルを起こしたとき
- 付け替えの痛み
のパターンがあります。
開ける瞬間の痛み
あける場所にもよりますが、耳たぶのピアッシングの痛みは
指の腹でピアスを開ける場所を力強く「ぐーーーっ」と圧迫したぐら
です。
ツメじゃなくて指の腹。
ピアッサーの場合
ピアッサーの場合は痛みというより、ピアッサーが「バチン」となる衝撃にびっくりします。
ばね式は一瞬の衝撃、押し込み式は圧迫されるような痛みで、アッという間に穴が空きます(*^-^*)
ニードルの場合
ニードルの場合は、針を押し進めていくときに、鈍い痛みや圧迫感を感じます。
開ける人の技術にかなり左右されます。
ピアスを開けるときには冷やさない
患部を冷やしている間、神経が鈍くなるので痛みを感じにくくなります。
ただ…ピアッサーのピアッシングの際の痛みは本当に一瞬です。
冷やした後には体は患部を温めようと血管を拡張させますので、痛みや出血が強くなってしまう可能性があります。
ずっと冷えているようにガンガンに冷たくすると、毛穴がキュッとなり皮膚が縮こまってしまう(硬く感じます)し、循環が悪くなってしまうし、凍傷のリスクも・・・(^▽^;)
これらを総合的に考えると、
ピアスをあける際に事前に冷やす必要は一切ないどころか
デメリットにもつながりかねないのです(^^;
ピアスを開ける痛みの対処方法
しっかり寝て、テンションを上げる
は?と思うような内容ですが真面目に言ってます(‘_’)
下のほうでお伝えしますが、痛みを感じにくくするには、閾値を下げることが大切!
痛くないピアッサーを使う
そして経験上、イチバン効果的で具体的な痛み対策はコレ!
細いほうが、痛くないんです(^^;
セイフティピアッサーシリーズは、針が太いぶん、痛いです・・・(-_-;)
ただ、細いピアッサー、なぜか不良品談が多いので、私がイチバンオススメしているのはコレ
石も色々から選べて、キャッチも外しやすく、トラブルが少ないんです。
開けたての痛み
「問題なく」あけたとすれば、じんわりした痛み?という程度の弱い感覚があることもありますが、無痛のケースがほとんど。
そのまま安静にしてトラブルさえ起こさなければ、開けてから痛みを感じることはありません(>_<)
痛みの対処方法は?
- そっと安静にする
- 優しく冷やす(熱っぽい場合)
- 痛み止めを飲む
トラブルを起こした時の痛み
実は、トラブルを起こしたとしても痛みを感じることは少ないです。
なので、いざピアスを外してから「あれ!?順調だと思ってたのに!」というケースが(´;ω;`)
初めて私がピアスを開けた時もそうでした。
1か月問題なく過ごしていたのに、ピアスを外した瞬間に血がどろ~;つД`)
トラブル(炎症)を起こしたり、皮膚の形成がされていない時期や傷が付いた状態でピアスを付け外しすると、ズキズキとした痛みを感じる事が多いです。
冷やすか冷やさないかの判断基準
まず、皮膚を冷やすと体にどんな変化があるのか考えてみましょう。
冷やすメリット
- 痛みや痒みを感じるセンサーが弱くなる
- 血管を収縮させる効果がある(=炎症をやわらげる)
冷やすデメリット
- 凍傷になる危険性がある
- 冷やしているときは患部の循環が悪くなる
- 冷やし終わると、温めるために血管が一気に拡張する
ではどのような時に冷やすのか?
医学的には以下の引用が一般的ですが、難しいので解説していきますね(*^-^*)
冷やすのがいいのか温めるのがいいのか?それは、病気や怪我の時期により異なるのです。医学的に言うと急性期は冷やして慢性期は温めるというのが正解になります。急性期とは痛みが出てきた時期のことをさし、捻挫(ねんざ)や打撲、ぎっくり腰といったものの受傷直後が当てはまります。(中略)急性期を過ぎると、今度は慢性期に移行します。慢性期には炎症はおこっていません。痛めた局所が疲労し、機能不全に陥っている状態なのです。筋肉は硬くなり血流が阻害され、疲労した局所に酸素と栄養が行き届かなくなり、その結果、重だるいような痛みが出るのです。ですから、この時期には温めて血流を改善させ、痛んだ局所に十分な酸素と栄養が行き届くようにしてあげることが重要なのです。
第86回 『痛いときは冷やすの? 温めるの?』 – 大田市立病院
急性期の腫れでは冷やす
まだ傷が新しい/熱を持っているとき
ピアスホールを開けてしばらくや、生傷がくすぶっている時=急性期では、血管や傷口からの痛み物質により痛みや炎症が起こっています。
患部を冷やして痛み物質の発生を抑えることが期待できるのです。
循環が悪くなるのはデメリットでもあるので、症状がなければ無理に冷やす必要はありません。
慢性期の腫れは温める
なかなか安定しないトラブルに
慢性期の炎症というのは、簡単に言えばピアスホールをあけてしばらくしても続くトラブルのことです。
この時期には細胞たちがピアスホールの傷を塞ぐために一生懸命皮膚をつくったり、バイキンなどの外敵と戦っています。
この時期にはホットソークなどで温めて循環を良くして、傷を治そう!としている細胞の力を助けてあげることが大切です(*^-^*)
付け替え(ピアスの交換)の痛み
付け替えに慣れていなかったり、ピアスの太さや形で無理をしてしまうと付け替えの時に痛みを感じることがあります。
ピアスでイチバン多いのはこの痛みではないでしょうか((+_+))
痛みの対処方法は?
- 正しいサイズのピアスを使う
- 適切な形を選ぶ
- 軟膏を使って滑らせる
- セカンドピアスを着けっぱなしにする
- とにかく慣れるまで練習する
- ピアスホールを強くする
詳しくはリンク先へ(^▽^)/
痛みが強ければ無理をせず、付け替えを控えましょうね。
冷やす以外の痛み対策
先程お伝えしましたが、医学的に考えて、家でも出来る「痛みの予防」対策は、良く寝てテンションを上げるコト!笑
痛みの閾値(痛みの感じやすさ)は、同じ人でもその時のコンディションによって変わってくることが分かっているんです。
いくつか例に挙げるとこんな感じ。
痛みを感じやすくなる状態 | 痛みを感じにくくなる 状態 |
不眠・疲労 不安・恐怖・怒り 悲しみ・うつ状態・孤独感 |
睡眠・休息 人との触れ合い 気分の高まり |
嘘みたいな話ですが、例えば、「人との触れ合い」によってオキシトシンというホルモンが放出されると、痛みを感じにくくなるんです。
オキシトシンは恋愛ホルモン・幸せホルモンとも呼ばれていて、幸せを感じたり恋をしたりしても放出され、美容と健康にいいホルモンとしても有名ですね。
また、「気分の高まり」によって放出されるアドレナリン
興奮すると分泌される。例えば喧嘩になった時に分泌されて、血まみれや骨折の状態になっても全く痛みを感じないといったケースもある。
スポーツやケンカ中には痛みを感じにくいことの科学的な理由なのです。
つまり、痛みを感じにくくするためには
- 良く寝て、よく休む
- 幸せ気分で居る(好きな人を想っても良し)
- テンションを上げる!
ことがとても大切なのです(*^-^*)
体がいちばん正直です
急性期・慢性期とか言われても、今の私ってどっち?と思われる方も多いはず・・・(^▽^;)
冷やす・温めることによる体の反応、つまり痛みや腫れの変化がいちばんの答えなので、患部の様子をみながら、「心地が良い」対策をとってあげてくださいね(*^-^*)